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2017年7月25日

不定愁訴とうつ病

うつ病は最近では比較的よく知られた病気といってもよいでしょう。気分が落ち込み、あらゆることに興味が無くなり、不眠や食欲低下に悩まされ、場合によっては死を選ぶこともある病いです。

一般に知られているうつ病のイメージとは違い、この病気はとても不定愁訴とかかわりが深い病気です。不定愁訴のうちのかなりの部分が、このうつ病性の症状に属します。

うつ病は、「気分が落ち込む心の病」という風に理解されますので、体の症状とは縁遠いと思われるかもしれません。しかし、不眠や食欲不振以外にも多種多様な体の不調を呈することがほとんどで、体の症状を訴えないうつ病患者さんは皆無といってもよいでしょう。

うつ病になると、頭痛、肩こり、頚部痛、胸痛、腹痛、腹部膨満感、めまい、立ち眩み、体が鉛のように重い感じ、だるさ、眠気、強い疲労感など、ありとあらゆる症状に悩まされます。

とくにはっきりとしたうつ病を発症する手前では、気分の落ち込みよりもこうした身体症状のほうが目立つ時期があり(仮面うつ病)、精神科ではなく内科や整形外科を受診し、原因不明の不定愁訴として扱われることがほとんどです。

うつ病を早期発見・早期治療するためにも、こうした不定愁訴からうつ病や仮面うつ病の存在を疑うことが大切です。仮面うつ病の段階で治療を開始することができれば、比較的早期に回復することができます。

 

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