神経症という言葉は、今ではあまり使われなくなってきていますが、ノイローゼ(Neurose: ドイツ語)の日本語訳だといえば、ある程度の印象はわくかもしれません。
つまり、極度のストレスにさいなまれた結果、一時的に「病的に神経質」になってしまった状態のことを言います。現代の診断病名の不安障害と強迫性障害をひっくるめたものを指すと考えておおむね間違いありません。受験ノイローゼ、育児ノイローゼといった一般用語にもなっています。
神経症はもともと神経質傾向の強い人にストレスがかかった場合に生じやすいといわれています。神経症にかかると、身体の軽微な変化や、わずかな症状が強調して感じられるため(ヒポコンドリー)、病院にたびたび受診するという行動をなさる方がたくさんいらっしゃいます。ほとんどの場合、身体に異常は確認されないため、不定愁訴として扱われることになります。
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