起立性調節障害(OD)は小児科診療において頻度の高い疾患である。1999年度厚生科学研究「心身症、神経症等の実態把握および対策に関する研究」の全国調査によると、一般小児科外来を受診した10~15歳3316名のうち、281名(8.5%)が心身症、神経症などと診断されている。その中で、ODは199名と約7割を占め、最も多かった。したがってODは心身症専門医だけでなく、一般小児科医にも心身医学的対応が期待されるcommon diseaseといえる。
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